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【レコード】すきまから「フリーボ」

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なんと、フリーボの1stがアナログレコードで再発!!
一般発売は2/23ですが直販店は先行発売。
てことで、MOLE FACTORYも先出しさせてもらってます。

以下、円盤より

円盤(現・黒猫)の店主が90年代の10年間運営していたレーベル、OZdiscで制作された133タイトルの中で最も評判を呼んだ名作が待望の声に押されアナログで復活!

発売当時はシティポップという言われ方もなく”フォーキー”のタームで、日本の70年代のフォーク、ロックに直接的なアプローチをした作品の先駆としてサニーデイ・サービス「東京」と同年リリースだったこともあって並べて紹介されることも多く、後のうたもの、シティポップへ繋がる日本のポップ史の一つを型作りました。

彼らはこのアルバムが発売されるやメジャー各社からアプローチを受け、東芝へ移籍。

3枚のアルバムを残しましたが、そのまま活動をアンダーグラウンドに戻し、散発的な活動のまま実は今でも解散はせずにいます。

詳細なライナーでも触れられていますが、フリーボは活動の初期においてゆらゆら帝国と活動することが多く、ヴォーカルの吉田奈邦子は坂本慎太郎のソロ・アルバムにもコーラスで参加しているなど交流も続いており、「東京」と「すきまから」の大きな差はそこで、彼らの音楽には根っこにアンダーグラウンドの匂いがあります。

ギターの石垣窓の奔放で確信に満ちたプレイにはその雰囲気が濃厚にあります。それが爽快な風のような曲たちと触れ合ったとき生まれる世界には特別な響きがあったのだと思います。

当時はデジタルでのインディーズ音楽の制作がまだ確立できておらず、CDのときはそのサウンドをうまく消化できていなかったところを、今回のリマスタリングによるアナログ化で、飛躍的に太い奥行きのある豊かな音像が生まれ、彼らの演奏の素晴らしさが心ゆくまで堪能できる作品になったと思います。
ジャケットは見開きの豪華版。解説も5万字に及ぶ大作になっています。


フリーボ「すきまから」(円盤 12EB-120 アナログ12inchLP )

sideA
1、 すきまから(作詞・作曲:吉田奈邦子、編曲:FREEBO)
2、 通り雨(作詞:吉田奈邦子、作曲:石垣窓、編曲:FREEBO)
3、 ほんの少しの冷たさを(作詞・作曲:吉田奈邦子、編曲:FREEBO)
4、 花のかけら(作詞・作曲:吉田奈邦子、編曲:FREEBO)

sideB
1、 月ノ影(作詞・作曲:吉田奈邦子、編曲:FREEBO)
2、 猫(作詞・作曲:吉田奈邦子)
3、 陽だまりの中へ(作詞・作曲:吉田奈邦子、編曲:FREEBO)
4、 星の夜(作詞・作曲:吉田奈邦子、編曲:FREEBO)

FREEBO
吉田奈邦子:Vo,AG
石垣窓:G
高橋恵:B
廣瀬方人:Dr,Per

オリジナル・クレジット
プロデュース:FREEBO
ディレクター:田口史人
レコーディング・エンジニア:田村元盛
録音・ミックス:スタジオ・ファースト・ステップ(‘95年12月10日〜’96年4月7日)
オリジナルCDデザイン:折田烈(餅屋デザイン)


アナログ・イシュー
ディレクター:田口史人
リマスタリング:宇波拓
リデザイン:村岡充
ライナー・ノーツ:松永良平(リズム&ペンシル)、田口史人


オリジナルCD
OZ disc/ELECTRICHOLEYE EHE-006(1996年6月)

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